はじめに
~吉田(きちた)で栽培した、美味しいお米を食べてもらいたい…~
佐久間農園は大網白里市の北吉田(きたよしだ)というところにあります。
北吉田の地名を、私は「吉(きち)の田んぼ」ととらえ、「きちた」とよんでいます。
そして、この田んぼで育ったお米を総称して「きちたまい(吉田米)」とよんでいます。
そんな縁起の良い名前の田んぼで、知恵をしぼり、長年の勘でお米に良いことをふんだんに盛り込んで
栽培しています。
●吉田米の特徴●
・粘土と砂地の良いところが両方でている
・毎日食べても飽きないお米
・昔から、他の集落よりも、ちょっとだけ豊作になる田んぼ
⇒九十九里平野の大自然に恵まれて、良い土、良い水、良い空気に育まれた稲だから
★お祝いの日に★
家族の誰かに何か良いことがあったり、お祝いごとに…是非、縁起の良い田んぼで作られたお米、
「きちた米」を食べてみてください!!
1.田植え直後
今年の田植えは、4月12日に開始して5月20日に全部の田植えが終わりました~
この写真は最終日(5月20日)に植えた稲です。
田植えをしたばかりの苗は、2本~4本ぐらいの小さな苗です。
この苗がどのように成長していくのかを、時期を追って写真や説明コメントを載せていきます。
興味のある方は、ぜひご覧ください!!
2.田植え後、約1カ月経過
この写真は田植え後、約1カ月経過した写真です。
初めは1本の苗が2~5本で1株だったのが、分けつして25本位に増えながら成長しています。
分けつとは、根に近い茎の節部から枝分かれすることです。
今の時期の、作業としては田んぼの中に出てしまった雑草をとったり、田んぼの周り(あぜ、水路)などの草刈りを行っています。
3.田植え後、40日~50日経過
田植えをしてから、40日~50日ぐらい経過して茎数も十分確保できたら
水を貯めた状態で管理していたのをやめ、水をはたき水がない状態で管理します。
これを中干し(なかぼし)と言います。中干は水をなくすことで、稲が水を求めて
地中深い水のあるところへ根を伸ばしていきます。そうすることで、頑丈な稲に育ちます。
水稲の追肥について
田植え後、60日ぐらい経過すると茎の中に小さな穂が形成されてきます。
この時期を幼穂形成期といいます。
田んぼに入り、株の中から大きく育った茎を選んで採り、カミソリの刃などで
まっぷたつに切ってみると小さな穂が育っているのを確認できます。
その穂の大きさが1mmから10mmの時期に追肥を行います。
適期に肥料をまいてあげることで美味しいお米が収穫できます。
お米の花
お米の花を見たことがありますか!?穂が出そろうと白い花が一斉に咲きます。
この時点では穂に付いている緑色の粒の中はからっぽですが、
花が咲き終わると、お米となる白い液体が粒の中に作られ、少しずつ凝固してお米になります。
稲刈り
緑色をしていた葉や穂は刈取り時期を迎えると黄金色に変わります。
いちめん黄金色にそまった田んぼはとても綺麗です。
今年は台風続きで、なかなか進まず心配しましたが、なんとか稲刈りを終えることができました。